日本の国石。

<Jadeite>翡翠/ヒスイ

型番:〈JADEITE-01〉

「翡翠/ヒスイ」は日本を代表する石として
2016年 日本鉱物科学会により日本の国石に指定されました。

翡翠/ヒスイの名で呼ばれる石は大きく分けて2つ、Jadeite/硬玉と、Nephrite/軟玉です。 色も肌合いもそっくりですが鉱物学的には全く別物。Nephrite/軟玉は半貴石(semi-precious stones)の仲間で産出量も多く容易に手に入りやすい石ですが、色、透明度に秀でた Jadeite/硬玉は貴石(precious stones)の仲間でとても希少です。硬玉ヒスイには、最もよく似たNephrite/軟玉をはじめ水晶やメノーなど多くの類似石があります。

硬玉ヒスイは日本で採れる数少ない貴石(precious stones)の一つで、紀元より前の今から五千年以上前、縄文時代前期末の遺跡 から多くの遺物が見つかっています。稀少性と構造の堅牢さ、類まれな美しさから護符として、また儀式に用いられたり力の象徴として大切にされていました。この事実は世界で最も古い硬玉ヒスイの利用や交易の証として記録されています。硬度はそれほど高くないながら、薄くしたり矢じりの様に尖らせても欠けや割れの出ることが少ない強靭さ(靭性)がヒスイの秘めたる特徴です。葉に留まった水の雫に例えられる静かで深い色合いを持つヒスイの美しさ、強さは、寂や幽玄といった我々日本人の根元の美意識 にすんなりと呼応するものです。

扱う量の多さから硬玉ヒスイは中国産だと思う人が多いようですが中国で硬玉は採れません。中国で扱われたヒスイの多くは軟石や水晶で、良質ヒスイの産地であるビルマ(現ミャンマー)から硬玉の輸入を始めたのは18世紀に入ってから。硬玉ヒスイの歴史は日本の方がずっと古く、歴史的にも独自の翡翠/ジェイド文化圏を築いていたと確実に いえるようです。

しばらく前の資料ではありますが、女子短大生に向けたアンケート調査によると、よく知る宝石の1位はダイヤモンド。ルビー、 真珠、サファイヤ、エメラルドと続いて翡翠(ヒスイ)の名前はなかなか出てきません。良質の出現率の低さとその高価さの割には控えめで地味な存在のため、特にお若い女性の方々には目に留まる機会がどうしても少なくなります。良質ヒスイのトロリとした透明感と僅かに青みを帯びた深い緑はとても神秘的。ゴージャスできらきらと光り輝く透明石の華やかさとは違った落ちつきのある美しさと、包み込むような平穏を与えてくれる宝石です。

[製品仕様]

JADE(JADEITE)

日本の国石。

<Jadeite>翡翠/ヒスイ

型番:JADEITE-01

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